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東日本大震災で陸地を駆け上がった津波の高さ(遡上高)が、観測史上最大の40.4メートルに達していたことがわかった。全国の研究者らによる合同調査グループが、北海道から沖縄県まで5,400ヶ所のデータを集め、16日に大阪府で開かれた報告会で発表した。
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調査には、48の研究機関の研究者約150人が参加した。建物や樹木などに残された津波の痕跡から遡上高を調べ、国や自治体による観測データも併せて分析した。40.4メートルを記録したのは岩手県宮古市重茂姉吉地区。
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4月の調査でも、明治三陸地震(1896年)の38.2メートルを上回る38.9メートルが確認されていたが、今回は同じ地区内で、これを上回る地点が見つかった。
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