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国産ロボット「クインス」、10日にも福島第1原発へ移送 |
千葉工業大などの研究チームが開発し、福島第1原発の事故現場で使用される災害対応支援ロボット「Quince(クインス)」が8日公開された。10日夕方にも福島へ移送する予定。これまで原子炉建屋内の作業では、米国製ロボットが使われたが、国産ロボットを投入するのはクインスが初めて。
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クインスは、地震などの災害現場での救助活動に役立てるため、同大の未来ロボット技術研究センターの小柳栄次副所長らが開発した。車体は長さ約66センチ、幅約48センチ。6つの無限軌道で、がれきや階段などの段差も不自由なく走行できるのが特長。
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搭載したカメラで周囲の様子を映し出せるほか、2キロ離れた場所からも遠隔操作できる。今回、東京電力の要請で、従来よりも長い脚や水位計、原発建屋内で作業するための装置放射線量計を付けるなど原発作業用に改造した。
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