横浜市中区の歓楽街・長者町、福富町の治安を回復させようと、地元の企業などが資金を出した民間交番「セーフティー・ステーション」が22日、同区長者町にオープンした。 |
今年6月から同地区で夜間パトロールや清掃活動などを行っている長者町・福富町等地域環境浄化特別対策推進委員会(山本紀男会長)が「さらに活動を充実させよう」と設置したもの。同委員会には日産自動車や神奈川銀行など約25企業が参加している。 |
ステーションはビルの1階で、居酒屋の店舗を改装した。監視カメラ、赤色灯や「番屋」と書かれたちょうちんを置いて民間の交番をアピールしている。NPO法人(特定非営利活動法人)日本ガーディアン・エンジェルス横浜支部のメンバーが毎晩詰めるほか、伊勢佐木署員もパトロールの際に立ち寄る。 |
開所式には佐熊和三伊勢佐木署長ら約70人が出席した。佐熊署長は「治安のとりでが築かれ、大変心強い」などとあいさつした。 |