東日本大震災から1日で3週間になったが、依然として1万6,000人以上の行方が分からず、自衛隊とアメリカ軍は、航空機約120機、艦艇60隻余りを出して、岩手から福島にかけての沿岸部などで大規模な捜索活動を始めた。
|
捜索は、1日午前8時から始まり、仙台市若林区にある陸上自衛隊の駐屯地ではヘリコプター3機が次々と離陸し、宮城県の沿岸部に向った。自衛隊は、航空機約100機と護衛艦などの艦艇約50隻の態勢で捜索に当たっているほか、アメリカ軍も約20機の航空機と10隻余りの艦艇を派遣している。
|
さらに、海上保安庁や警察、消防も加わっていて、これだけの規模の捜索活動は過去に例がないという。捜索は、福島第1原発の半径30キロの範囲を除く、岩手県から福島県にかけての沿岸部や約20キロ沖合までの範囲で行われている。
|
とくにリアス式の入り組んだ海岸線沿いや、津波のあと水に浸かったままの地域など捜索が難航している地域で空と海から集中的に捜している。捜索は3日間、夜間を除いて行われる予定で、自衛隊などは行方不明者の発見に全力を挙げることにしている
|