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福岡県警がアンケート調査-防犯意識薄い女子高生

福岡県警は31日、性犯罪の被害について県内の女子高生約8,000人に行ったアンケート結果を発表した。それによると、被害経験のある生徒は14%に上り、うち69%は警察に届け出ていなかった。高校生を対象にした性犯罪の大規模アンケートは全国で初めてといい、県警は被害防止や注意喚起に活用する方針。県内で09~10年に認知された強姦と強制わいせつ事件で被害者の半数が16~22歳だったことから、地域のバランスなどを考慮して無記名で計17校の生徒を対象にアンケートを実施した。
強姦などの凶悪犯罪をはじめ、痴漢や盗撮、下半身の露出など何らかの形で性犯罪被害を受けたと回答した生徒は1,156人。このうち、796人は警察に届けておらず、その理由は「面倒くさい」(33%)、「犯人が捕まらないから無駄」(19
%)、「警察に話すのが怖い、恥ずかしい」(12%)が挙げられた。
性犯罪の誘因になりやすいインターネットや携帯サイトの危険性については、84%が「認識している」と回答。しかし、サイトで知り合った相手に氏名や住所を教えた生徒は20%、実際に会ったことがある生徒も8%いた。
性犯罪については52%が「日頃から注意している」と回答したが、防犯ブザーを持つ生徒は9%にとどまった。また、イヤホンで音楽を聞いたり、携帯電話でメールしたりしながら夜道を歩く生徒も67%にのぼり無防備な姿が浮き彫りになった。
県警はアンケート結果から、▽日常生活での防犯意識が薄い▽携帯サイトなどへの危険性は認識しているが、自衛策が不十分――などと分析している。「アンケートの結果を受け、学校などと連携して性犯罪の抑止に取り組みたい」としている。


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