栃木県警・那須塩原署は5日、署内の霊安室に安置していた遺体を遺族に引き渡す際、誤って別人の遺体を引き渡したと発表した。
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同署によると、同日午前8時10分頃、同県那須塩原市内の自宅で先月21日に病死した男性(当時65)の遺体を遺族に引き渡した際、誤って同じ霊安室に安置中だった同市内の40代男性の遺体を引き渡してしまったという。署員が約30分後、間違いに気づいたが、すでに遺体は火葬されていたという。
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同署は、間違えた理由について「両遺体ともに腐乱が進み、見ただけでは特定できる状態ではなかった。思いこみでうっかり間違えてしまった」と話している。遺体には名札など個人を特定するものが付いてなかった。
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同署は今後、遺体を入れる袋に名札をつけるなど取り違え防止策を徹底するとしている。
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