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監視カメラの映像は別人だとして男性が無罪に-金沢地裁

金沢地裁は1日、窃盗罪に問われ公判中に有力な証拠とされた監視カメラの映像が別人と断定され、検察側が無罪論告をした無職の男性(62)=金沢市=の判決で無罪を言い渡した。
入子光臣裁判官は判決理由で、監視カメラに写った男の映像鑑定で男性とは別人とする結果が得られたことに触れ、「信用性の高い鑑定で、犯人は別人と認められる」と述べ、「捜査を尽くさないまま犯人と断定し、起訴したのは、ずさんと言わざるを得ない」と捜査側を厳しく批判した。判決言い渡し後、男性に「今後は静かな生活を送れることを裁判所として祈っている」と声を掛けた。
男性は昨年8月、石川県白山市のコンビニのATM(現金自動預払機)で他人のキャッシュカードを使って計100万円を引き出したとして、同10月に窃盗容疑で逮捕された。初公判から一貫して無罪を主張していた。
検察側は7月の論告求刑公判で無罪判決とするよう求め、「166日もの長期間にわたり拘置し、申し訳なく思う」と男性に謝罪した。


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