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映像鑑定で「別人」受けて検察が異例の無罪求刑、金沢地裁

監視カメラに映っているなどとして窃盗罪に問われ、公判でカメラの男と被告は別人とする鑑定結果が証拠採用された金沢市の無職の男性被告(62)に対する論告求刑公判が20日午後、金沢地裁(入子光臣裁判官)である。鑑定は検察側が行ったもので、金沢地検は異例の無罪求刑をする見通し。地検は被告が09年8月15日、石川県白山市のコンビニエンスストアのATM(現金自動受払機)で他人のキャッシュカードを使って5回にわたり計100万円を盗んだとし09年11月17日に起訴した。検察側は有罪立証の重要証拠として現金を引き出す監視カメラの映像の男が被告と同一人物だと主張した。被告自身も検察官の取り調べで「映像の男は自分だ」と供述するなどそっくりだったという。しかし被告は容疑については「コンビニには行ったこともない」と逮捕段階から一貫して否認していた。地裁は今年4月、地検の請求で被告の拘置を取り消して「別人」とする愛知県警科学捜査研究所の鑑定結果を5月の第5回公判で採用していた。


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