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警視庁が監視カメラ車導入へ、まずはJR綾瀬駅周辺で稼働

警視庁は2日、監視カメラを搭載した車両1台を13日から東京都内の犯罪多発地域に配備すると発表した。「監視カメラ車」の導入は全国初という。事前に住民に周知のうえ、停止してカメラを稼働させるという。
監視カメラ車は、旋回式カメラ3台を搭載した2トントラックで、最高6.7メートルの高さから360度を撮影し、約150メートル先の人の顔を見分けられる。持ち運びできるカメラの台も積み込む。車内のモニターで映像を確認し、捜査上必要な場合は衛星通信回線などで警視庁本部や各署へ転送する。映像は街頭防犯カメラと同様に1週間保存した後、上書き消去するという。
配置されるのは、ひったくりや不審火、子どもへの声かけ事案などが多発する地域で、各署長が警視庁生活安全総務課長に申請する。警視庁は「犯罪抑止のニーズが高まっている地域に機動的に配置する」と説明。ひとまず8月末まで足立区のJR綾瀬駅周辺で稼働させるという。
警視庁は02年に新宿・歌舞伎町で監視カメラを導入して以降、都内5地区の繁華街に計160台の固定式の監視カメラを設置したが、警視庁から委託された有識者による調査委員会が「機動的に設置できるカメラが必要」と提言したのを受け、導入を決めた。費用は約1億6,000万円で、年間維持費は約700万円。


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