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全身透視型スキャナーを成田で7月から実験

国土交通省は30日、昨年12月の米機爆破テロ未遂事件を受けて欧米各国で導入が進む「全身透視型スキャナー」について、今年7月をめどに成田空港で実証実験を始めると発表した。約1ヶ月間にわたり効果を検証し、本格導入を検討するという。
全身透視型スキャナーは、「ミリ波」と呼ばれる電磁波を体にあてて、人間の体を白、それ以外の異物を黒い画像で示す。衣服の下に隠されたものまで写し出すため従来の金属探知機より有効とされ、イギリスやオランダなど欧米の主要空港で導入の動きが加速している。
ただ、身体的特徴が鮮明に写し出されるため、プライバシー保護の観点から問題も指摘されている。今月には英国ロンドンのヒースロー空港の警備担当職員(25)が同僚の女性(29)が誤って全身透視スキャナーに映りこんだのを見てみだらな発言を行い、警察から警告を受ける事態も起きている。
このため国交省では、4月に専門家らを交えた実行委員会を設置し、効果の検証やプライバシー保護の手法などを議論することにしている。


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