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入国審査で新システムを導入へ、指全体を詳しく検査

法務省は、偽の指紋が付いた特殊なテープを指にはり付けて入国審査をすり抜けるなど、不法入国の手口が高度化していることから、指紋だけでなく、指先全体を詳しく検査できる新しいシステムを来月中に全国で導入し、入国審査を強化することにしている。
政府は、テロリストや国外退去処分になった外国人が日本に入り込むのを防ぐため、07年から原則として16歳以上の外国人が入国する際に指紋の採取と顔写真の撮影を義務づけている。しかし、先月には偽の指紋が付いた特殊なテープを指にはり付けて空港での入国審査をすり抜け、不法に入国した疑いで韓国人の女2人が逮捕されるなど、不法入国の手口が高度化している。
このため、法務省は、白黒のモニターに指紋を映し出す従来のシステムに加え、指先全体をカラーで映し出し、不自然な点があれば自動的に警告する新しいシステムを来月中に入国審査を行っている全国153の空港と港すべてに導入することにした。
法務省は、新しいシステムを使えば、これまでは発見できなかった指に付いているテープなども感知できるとしており、「APEC=アジア太平洋経済協力会議の首脳会議が11月に横浜で開かれるなど国際会議も多く、新システムを使って水際対策を徹底していきたい」としている。


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