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新潟の老舗書店「北光社」が190年の歴史にピリオド

新潟市の古町十字路にある老舗書店「北光社」(同市中央区古町通6)が1月31日、190年の歴史に幕を閉じた。古町の看板書店として親しまれ、待ち合わせの名所にもなっていた。最終営業日の31日、午前9時半の開店後、最後の記念にと来店する客が徐々に増え、昼前にはレジ前に列もでき、混雑は夜遅くまで続いた。
閉店後の跡地利用を巡っては、地元の商店街組合などが江戸後期の禅僧、良寛の資料や文献を展示する施設をつくる構想を検討している。「新潟良寛会」の柳本雄司会長によると、計画案を既に新潟市や地権者に提出したという。
北光社は、江戸後期の1820(文政3)年、旧水原町((現阿賀野市9で「紅屋潤身堂」として創業。1898(明治31)年に古町へ移転し、社名も「北国に文化の光をともす」という意味の現在のものに変えた。
一時は市内に6店舗を展開していたが、75年の大型書店進出の対抗策として行った店舗の増床が裏目となり、負債を抱えることに。売り場の縮小や店舗数の削減などで8年前から黒字に転換したものの昨年12月に取引先の企業から支援打ち切りを告げられ、閉店が決まった。


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