警視庁・八王子署捜査本部は28日、東京都八王子市のスーパー「ナンペイ」で95年7月30日、アルバイトの女子高生ら3人が射殺された強盗殺人事件で犯人のものとみられる足跡と同じ靴底の靴4種類の写真や現物を公開した。また、事件直後に現場近くの交差点で現場方向から赤信号を無視して走行してきた不審な白の乗用車が目撃されていたことも明らかにした。事件はまもなく、公訴時効まで半年となる。
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捜査本部によると、同じ靴底を使っている靴は日本製の「バドワイザー」のハイカットやローカット、「デポ」など4種類の24.5~26センチ。サイズは靴底に載せる上物の大きさで調節している。これらの靴は90~93年まで約5,100足が販売されている。
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現場からは複数の足跡が採取されているが、室内での行動範囲などから、この靴底の足跡が犯人のものである可能性が高いと判断した。現場の足跡からは溶接作業時などに飛散する鉄粉やコケの胞子が付着していた。
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一方、事件発生直後の午後9時40分頃、現場から約200メートル離れた国道16号の交差点で、赤信号を無視して現場方向から市道を右折してきた不審な乗用車が目撃された。乗用車は白のセダン型だった。
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