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前原国土交通相は25日、本保芳明観光庁長官(60)を退任させ、後任にサッカーJリーグ・大分トリニータを運営する大分フットボールクラブの元社長・溝畑宏氏(49)を充てる来年1月4日付の人事を発表した。国交省は、成長戦略の一つに位置付ける観光振興を外部からの起用でてこ入れする。
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本保氏は旧運輸省出身で、08年10月に発足した観光庁の初代長官。国交省は16年までに訪日外国人客を2,000万人に増やす目標を掲げているが、09年は11月までに616万人にとどまっている。外国人客誘致の取り組みで、前原国交相と本保氏との間に意見の違いがあったとみられている。溝畑氏は旧自治省出身。大分トリニータの発足に参画した経歴を持つ。
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