東京・秋葉原の街作りについて考える検討会が11日開かれ、通り魔事件のあった事件現場の交差点がある秋葉原の中央通りを中心に、来年度末までに約40台の監視カメラを順次設置することが決まった。検討会は昨年6月の通り魔事件を受けて秋葉原の住民や電気店の代表、それに千代田区などが安全な街作りのあり方について話し合いを進めているもので、11日は約40人が出席した。
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この中で、通り魔事件の現場となった交差点のある「中央通り」を中心に約40台の監視カメラを来年度末までに順次設置していく方針を正式に決めた。設置費用の半分は東京都の補助金でまかなわれ、残りを千代田区のほか、電気店街と商店街が負担する予定である。
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秋葉原地区では、1つの町会が16台の監視カメラを設置する計画を独自に進めているが、秋葉原の中心部に監視カメラが設置されるのは今回が初めて。検討会の会長で都市ジャーナリストの森野美徳さんは、「秋葉原地区の安全安心な街づくりをアピールするうえで、監視カメラをひとつのシンボルとしていきたい」としている。
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検討会では、引き続き監視カメラの映像をどのように管理するかなどについて協議を続け、設置が終わったものについては早ければ来年3月頃から運用を始めたい考えである。
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