Secure-japan
header


診断
犯罪事例
セキュリティ情報
このサイトについて
  

京都府亀岡市が「こどもをまもる110番カー」を事業化へ

京都府亀岡市は23日、開催した亀岡市生活安全推進協議会で、「こどもをまもる110番カー」の事業を始める方針を明らかにした。小中学生が野外で犯罪に巻き込まれる事犯が起きるなか、公用車に110番カーとしての役割を持たせ亀岡署など関係機関と連携して子どもを犯罪や危険から守る。
子どもを巻き込んだ事件は全国的に多発しており、亀岡市内でも小学生が不審者に体を触られるなどの被害が相次いでおり、市の公用車を利用した110番カーは、市職員が業務で市の公用車に乗車中に犯罪などに巻き込まれた子どもや交通事故に遭った子どもを1時的に保護し、安全を確保するのが狙いである。
公用車約140台の前側両ドアに「こどもをまもる110番カー」と書いたステッカーを張り、子どもが助けを求めた場合、警察へ通報する。事故の場合は消防に連絡し、亀岡署員や亀岡消防の救急隊員が到着するまで子どもを一時的に保護する。子ども以外の市民が緊急に助けを求めてきた場合でも同様に対応するとしている。職員にはマニュアルを使って対応の徹底を図り、防犯意識を高める方針である。
この日、市役所で開催された同協議会で市側が教育や防犯関係の委員らに方針を説明。山間部など目につきにくい地域についても不法投棄のパトロール車が110番カーの役割を担っていく方針を示した。関口征治・市環境市民部長は「市内を走る公用車を子どもを守る車と位置づけ、安全なまちづくりを進めたい」としている。


footer