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9月までに非正規労働者23万人が失職

厚生労働省は31日、昨年10月から今年9月までに職を失ったか、失うことが決まっている派遣などの非正規労働者の数は22万9,170人(7月21日時点)にのぼるとする調査結果を公表した。前月から5,927人増加している。失職者の増加のペースは前月とほぼ変わらないが、直接雇用のパート労働者などの失職者が2万人を超えた。
同期間の正社員100人以上の大規模離職、離職見込みは4万1,313人で、前月比6,052人増と、増加傾向は続いているがペースは落ちている。
非正規の失職者の内訳は、派遣労働者が13万9,341人(前月比1,859人増)で全体の60.8、期間労働者などが5万1,420人(同1,778人増)、請負労働者が1万7,953人(同627人増)、パート労働者などが2万456人(同1,663人増)だった。パートなどでは、解雇で失職する人が1万2,200人で、契約期間満了で失職する人の約2倍にのぼり、厳しい雇用調整が行われていることがうかがえる。
また、就職活動していることが確認できた10万895人のうち、3万5,375人が就職。就職率は35.1%で、前回と比べ3.7ポイント増加した。派遣労働者の38.2%が再就職しているが、パート労働者は29.0%にとどまっている。厚労省職業安定局は「景気回復が遅れる中で、製造業から卸・小売業など他産業での非正規の雇用調整が広がっているようだ」と分析している。


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