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 ～和歌山県の郵便局員の目で地域の安全守る～田辺海上保安部と紀中、紀南の9郵便局が協定 和歌山県の田辺海上保安部と紀中、紀南の9郵便局は14日、「地域安全にかかる通報協定」を結び、田辺市文里の同保安部で調印式を行った。郵便物の集配を担当する600人の職員が沿岸部の自然環境破壊や密入国など多様化する犯罪防止に協力、不審事象を通報する。 調印式には、中川淳男・田辺郵便局長のほか御坊、南部、由良、内原、印南、白浜、富田、日置川の各郵便局長らが出席、児嶋峯男・同保安部長と協定書を交わした。600人には「不自然な場所に長時間駐車している車両を見た」「不法投棄をしている者を見た」など通報基準を書いた名刺大の「地域安全協定カード」が配布される。 郵便局との通報協定は、串本海上保安署が今年9月24日に締結した。今月17日には下津海上保安署、また、今月末までに和歌山分室も締結の準備を進めており、完了すれば県内の海岸線全633キロを網羅する。