厚生労働省は17日、新たに大阪府茨木市の私立高校に通う生徒9人の感染を確認したと発表した。いずれも渡航歴はなく、16日に感染が判明した神戸市内の2校、計8人の高校生に次ぐ国内感染例。同省は関西地方で人から人にうつる集団感染が始まったとの見方を強め、感染ルートの解明を急いでいる。
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新たに感染が確認されたのは、関西大倉高校の男女9人の生徒。ほかに、同校生徒の妹の女子中学生1人が感染が疑われ遺伝子検査が行われている。
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同校では併設の中学校を含め約100人がインフルエンザで欠席したり、体調不良を訴えたりしており、感染者がさらに増える可能性もある。
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また、兵庫県は神戸市以外の県内に住む高校生の男女5人と20代前半の男子大学生、40代前半の教諭の計7人が新型インフルエンザに感染している疑いがあると発表した。県立健康生活科学研究所の遺伝子検査で陽性反応が出ており、国立感染症研究所に検体を運び、最終検査をしている。
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