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新型インフル発症の1人は機外に出てから
~濃厚接触者11人、停留間に合わず~


国内で初めて新型インフルエンザへの感染が確認された男子高校生2人のうち、1人は機外に降りてから発症していた。厚労省によると、機内でこの高校生の周囲の席に座り、感染の可能性がある「濃厚接触者」は最大11人おり、このうち一部が既に入国したかどうかは確認できていないという。

この男子高校生は、機内では「43A」の座席に座っていた。濃厚接触者は周囲2メートル以内にいた乗客で、最大で11人いるという。教師が座っていた「66A」の周囲にいた13人と、別の高校生が座っていた「29F」の周囲にいた28人はいずれも停留の措置が取れた。

高校生は、機内で発症した別の2人とは離れた席に座っていたため、当初は濃厚接触者とはされず、成田空港到着後機外に降りた。関西空港に向かう飛行機の搭乗口に向かう途中で体調不良を訴え呼び戻されたという。そのため、この生徒の近くに座っていた乗客の留め置きが間に合わなかった。

対象者は最大11人で、今後見つかった場合も検疫法に基づく停留措置は取れず、保健所が健康監視を続ける。現行の検疫法の下ではこれらの乗客を呼び戻し、空港付近の施設に留め置く「停留」はできず、法律のすき間に落ちた格好である。



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