国際通貨基金(IMF)は19日、ロンドン郊外のホーシャムで先週末に開かれた世界20ヶ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議に提出した資料を公表した。この中で09年の世界全体の成長率はマイナス0.5~マイナス1.0%とマイナス成長になると予測した。
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1月時点の世界経済見通しでは戦後最低ながらも0.5%のプラス成長を予測していたが、主要国の景気減速を踏まえて下方修正した。
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09年の日本の成長率は、1月予測のマイナス2.6%からマイナス5.8%へ大幅に下方修正し、10年もマイナス0.2%を見込み、08年から3年連続のマイナス成長を予想した。
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09年は米国のマイナス幅が2.6%と1月予測(マイナス1.6%)から拡大、ユーロ圏のマイナス幅も3.2%と1月(マイナス2.0%)から拡大した。一方、10年は米国が0.2%、ユーロ圏が0.1%とわずかながらプラス成長を予想している。
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