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大駐車場での犯罪増加/京都
駐車中の車内から財布やカーナビゲーションなどを盗む犯罪は、20台以上を収容する大・中規模の駐車場が狙われやすい。京都府警の調査でこんな実態が浮かび上がった。防犯カメラなどを設置するなどの防犯対策をとった駐車場では、その後の被害は確認されておらず、府警は駐車場管理者への対策を呼びかけている。
府警街頭犯罪等プロジェクト班のまとめでは、車上狙いや自動車盗、部品盗など自動車関連の犯罪は今年1~5月に、府内で5791件起きている。ひったくりや路上強盗などを含めた街頭犯罪全体の発生は計1万5408件で、前年同時期より8%減少しているが、車上狙いや自動車盗は20~8%増えている。このため府内31署で、こうした犯罪の舞台となる駐車場約2万8千カ所(住宅の駐車場を除く)を調査した。その結果、今年1~5月の間、駐車場1カ所あたり平均0・14件の車上狙いなどの犯罪が発生。なかでも、収容台数100台以上の大規模駐車場は1カ所あたり0・28件、50~99台収容の中規模駐車場では0・22件起きていた。一方、収容台数20台未満の小規模駐車場では0・10件だった。
同班では「大、中規模駐車場は隠れる車が多くて目立たない」「対象になる車が多く、効率的」などと分析。連続して犯罪が発生している730カ所やスーパー、パチンコ店などの駐車場にターゲットを絞り、防犯教室で防犯カメラの設置を呼びかけるなど指導を進めている。カメラを設置した所では、その後犯罪発生の報告はないという。
一方、幼稚園や保育園に子どもを迎えに行ったすきを狙った車上狙いも発生している。府警が容疑者から聞き取り調査をしたところ、「女性は財布を入れたカバンを車に放置したまま子どもを迎えに行って、10分ほど戻ってこない」「自分の子どもを送りに行った際、別の主婦の車をみて簡単に盗めると思った」などと話したという。


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