コンビニエンスストア2位のローソンは25日、焼き肉店「牛角」などを展開するレックス・ホールディングス(東京都港区)が保有するコンビニエンスストアチェーンの「エーエム・ピーエム・ジャパン(am/pm、東京都港区)を買収することで基本合意したと発表した。実質的な買収額は145億円。首都圏の店舗網を強化する。
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ローソンは、am/pmを100%子会社化した後にあらためて業務提携契約を結び、10年春をメドとした合併について協議を進める。
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am/pmは、レックスHDを引受け先として55億円の第3者割当増資を実施するとともに、レックスHDがam/pmを100%子会社化。そのうえで、ローソンはam/pm全株を備忘価格で取得し、完全子会社化する。ローソンは、am/pmの有利子負債200億円を引き受けるが、増資分を差し引いた145億円が 実質的な買収金額となる。
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首都圏での店舗展開を進めてきたam/pmの店舗網と顧客基盤を取得することで、ローソンは、首都圏を強化するという経営課題の解決を図るとともに、セブン&アイ・ホールディングス傘下でコンビニ最大手のセブン―イレブン・ジャパンを追撃する。
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ローソンによるam/pm買収により、コンビニの店舗数は、セブン―イレブン・ジャパンが約1万2,000店、ローソンとam/pm合計で約9,700店(子会社のショップ99を加えると約1万600店)、ファミリーマートが約7,300店となる。
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