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JR西日本は3月14日、京阪神の主要路線の一部で終電時刻を最大約20分早めるダイヤ改定をする。05年4月の宝塚線(福知山線)脱線事故を受け外部有識者から運転士の体調管理への配慮を提言されたのに伴う措置。終夜型の都市生活に合わせ、JR他社や私鉄が終電時刻を遅めにする傾向にある中、繰り上げは極めて珍しい。
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JR西によると、繰り上げは深夜帯の乗車率が比較的低い路線で実施し、宝塚線や学研都市線、大和路線などは見送る。
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同社では終電の運転士は6時間程度の休憩後、翌朝から乗務する。脱線事故後、同社が大学教授ら7人に委員を委嘱した「安全推進有識者会議」から「睡眠が4時間を切る運転士もおり、ミスにつながる恐れがある。労働環境の改善が必要」と提言を受け、繰り上げを検討していた。
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