|
|
厚生労働省は1日付で、08年の人口動態統計の年間推計を発表した。出生数は前年比2,000人増の109万2,000人で2年ぶりに増加したが、死亡数が出生数を5万1,000人上回り、05年、07年に続く戦後3度目の「自然減」の年になる見通しである。死亡数は前年比3万5,000人増の114万3,000人で、戦後最多。高齢化が背景にあり、人口減少幅も過去最大である。
|
出生数が微増となることに伴い、合計特殊出生率(1人の女性が一生に産む子供の人数に近い推計値)は、前年の1.3から1.36程度に上昇しそうだという。一方、婚姻件数は前年比1万1,000件増の73万1,000件で、2年ぶりに増加した。離婚件数は前年比4,000件減の25万1,000件で、6年連続の減少となった。
|
人口動態統計の年間推計は、08年1~10月の速報値などを基に11~12月分を予測するなどして取りまとめたものである。
|
|