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11月18日茨城県立大子清流高校(茨城県大子町)2年の男子生徒53人が修学旅行中に乗船したフェリー内で起きた窃盗事件の捜査で坂出海上保安署(香川県坂出市)から指紋を採取されていたことが25日に判明した。11月18日午後9時頃、大阪南港発新門司港行きフェリー内で展望室で落とした財布から現金約4万円がなくなったと30代の男性客が乗務員に申し出た。別の乗客が財布が落ちていた近くに男子生徒とみられる数人がいたと証言したことなどから乗務員が同署に通報した。同署は同校に協力を要請し同校がこれに応じ保護者の許可もとって約3時間にわたってフェリー内で生徒53人の指紋を採取した。財布の指紋と生徒らの指紋を照合した結果、一致するものはなく、同月27日に同署は同校に連絡した。捜査中のため指紋は現在も廃棄されていないという。同校などによると、この影響で3泊4日の修学旅行の2日目に予定されていた阿蘇山観光が中止になった。
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