日本損害保険協会が7~8月にかけて行った「自動車盗難に関する自動車ユーザーの意識を調査するアンケート」の調査結果がまとまり15日に公表された。それによると駐車中の車から中にあるものを盗まれる「車上狙い」に遭うかもしれないと不安を感じたことがあるとの回答が9割を超えている。同比率は前回の07年調査から6.7ポイント上昇し、高い水準で推移している。
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車上狙いの不安を感じたことが「よくある」が29.6%、「ときどきある」が60.8%で合計は90.4%。特に「よくある」との回答が07年より一気に7.6ポイント上昇している。
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一方で、具体的な対策を講じている割合はまだ低い状況にあることがわかる。07年に車上狙いの被害件数が最も多かったカーナビゲーションシステムで所有者が実践している盗難対策について聞いたところ、「カバーなどをかけて外から見えないようにしている」は21.2%だった。
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「ポータブルカーナビは取り外して持ち帰っている」は20.2%、「固定されたカーナビの場合、盗難防止ねじを活用する」も8.4%で、大半はこうした対策を知らなかったり、知っていても実践していないと回答している。
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