警察庁は10日付で、殺人など重要未解決事件に公費で懸賞金を支払う対象事件として今年5月に愛知県豊田市で下校途中の愛知教育大付属高1年、清水愛美さん(当時15歳)が殺害された事件など3事件を新たに指定した。00年12月に発生した東京都世田谷区の一家4人殺害事件など2事件については指定を1年延長した。
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今回公費懸賞金の対象となる新しい事件は次のとおり。
▽07年12月、東京都渋谷区の書店事務所で従業員の磯島護さん(当時51歳)が頭を殴られて殺害され現金約10万円が奪われた強盗殺人事件(警視庁、懸賞は10日から)
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▽08年4月、静岡県浜松市中区の無職の今田かね子さん(当時83歳)が自宅で電気コードで首を絞められ殺害された殺人事件(静岡県警、同)
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▽08年5月、愛知県豊田市の田んぼで愛知教育大付属高1年の清水愛美さん(当時15歳)が殺害されショルダーバッグを奪われた強盗殺人事件(愛知県警、同)
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公費懸賞金が継続される事件は次のとおり。
▽00年12月、東京都世田谷区の会社員、宮沢みきおさん(当時44歳)方で宮沢さんと妻泰子さん(当時41歳)、長女にいなちゃん(同8歳)、長男礼君(同6歳)の一家4人が殺害された強盗殺人事件(警視庁懸賞は16日から)
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▽07年1月、京都市左京区の市道で友人宅に向かっていた京都精華大1年、千葉大作さん(当時20歳)が胸などを刺されて殺害された殺人事件(京都府警、同14日から)
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「公費懸賞金制度」は昨年5月に始まり、今回が10回目。懸賞期間は1年間で、検挙に結びつく有力情報に上限300万円の懸賞金を支払う。10日時点で有効なのは23事件。同庁や各警察本部のホームページで公開し情報は各警察本部で受け付ける。
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これまでの対象事件は容疑者検挙にいたっていないが、同庁は「実施前より情報提供は増えており、効果は上がっている」と期待している。
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