出版流通大手商社の「トーハン」は3日、年間ベストセラー(昨年12月~今年11月)を発表した。1位はJ・K・ローリング著、松岡佑子訳のファンタジー小説「ハリー・ポッターと死の秘宝」(静山社)で、発行部数は185万部だった。
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総合ランキングトップ10には血液型本シリーズの4作品がランクイン。血液型本はJamaisJamais著「B型自分の説明書」が155万部を売り上げた。続刊のO型は130万部、A型は125万部、AB型は90万部が売れ、累計発行部数は500万部に達した。昨年夏に「B型~」の初版が出て以後、年明けから爆発的に人気が広がり、血液型本のブームを呼んだ。
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部門別では、単行本・文芸部門で東野圭吾の「流星の絆」(講談社)、「聖女の救済」(文芸春秋)、「ガリレオの苦悩」(同)がトップ3を独占した。
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単行本・ビジネス部門では、脳科学者、茂木健一郎さんの脳を活性化させる方法を伝授した本「脳を活かす勉強法」「脳を活かす仕事術」(ともにPHP研究所)、「脳にいいことだけをやりなさい!」(三笠書房)の3作品がトップ10に入った。
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