郵便局強盗に襲われたときにどう応じるか、奈良県王寺町王寺1の王寺郵便局(梅原健治局長)で7日、西和署員が扮した強盗犯が利用客を人質にして金を要求するという模擬訓練が実施された。 |
拳銃を手にした犯人役の2人は、利用客役の局員を人質にして「動くな」「金出せ」とかばんを窓口に投げ込んだ。訓練と聞いていた局員らも西和署員の迫力ある演技に表情がこわばった様子。しかし、金を受け取った犯人役が逃げていくと、次々と窓口を乗り越え追いかけていった。 |
1分半ほどの訓練。講評で、西和署の西野安信生活安全課長は「皆さん、すごく長い時間のように感じたと思う。普段から各局員が犯人の顔、服装、身長などを役割分担で覚えるようにしてください」とアドバイスした。 |
このほか、割れると塗料が飛び出すカラーボールを、犯人に見立てた標的に投げる訓練も行った。 |
梅原局長は「お客さまの命が第一で、その意識は訓練で表れたと思う。これから年末に向けて防犯意識を高めていきたい」と話していた。 |