福岡県久留米市日吉校区の「自治会連絡協議会」は22日、同校区内にある歓楽街・文化街に監視カメラを設置するため(財)自治総合センター=東京=に助成金を申請する方針を決めた。助成が認められれば09年度中に設置する。同協議会や福岡県警・久留米署、同市、久留米商工会議所などでつくる「文化街地区賑わいまちづくり連絡会議」は07年7月以降、文化街での犯罪抑止につなげ事件や事故があった場合には捜査に協力しようと部会を設けて検討を続けていた。同日の部会で、同協議会が主体となって設置を目指すことを確認した。
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同市や商工会議所によると、助成金は上限の250万円を申請し、監視カメラの購入費などに充てる。電気代などの運営費は、同協議会内の日吉西部地区自治会が飲食店経営者らでつくる「文化街さくら会」の協力を得て出資する。
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設置場所や台数、プライバシー対策などは未定だが、運用方法は「カメラ設置の表示」「保存期間を過ぎた録画画像は消去する」など福岡県が定めているガイドラインに沿って検討するという。ただ、設置は「助成が認められることが大前提で、認められない場合は、さらに検討する」としている。
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同センターは、宝くじの収入を基に緑化推進や自主防災組織育成、生活安全確保推進などを行う自治組織に助成する。「過去に監視カメラ設置への申請例がないので、申請を見て判断する」としている。
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