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81年11月に米国ロサンゼルスで起きた銃撃事件で、米国自治領サイパンで逮捕された三浦和義元社長(61)の移送をめぐる審理が29日朝、サイパン連邦地裁で開かれ弁護側がロサンゼルスへの身柄の移送に同意した。
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元社長の移送をめぐっては、23日にサイパンの最高裁が移送を認める決定を下したのを不服として、弁護側が連邦地裁に対し「移送の停止」を求めるとともに釈放を求める「人身保護請求」を新たに申し立てていた。しかし、29日朝に開かれた審理で弁護側はこの人身保護請求を取り下げることを表明しロサンゼルスへの移送に同意した。
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元社長は、弁護団との29日朝の接見で「あきらめて、カリフォルニアに行って続けて戦う」などと話したという。ロス郡地裁は、26日に「共謀」容疑の逮捕状を有効とする判断を示しており、検察側は移送に向けて手続きを急ぐことになる。
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