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強盗、恐喝急増受け熊大に学生自警団街灯の設置を要求したり犯罪地図を作製

熊本市の熊本大法学部学生らが防犯サークルを発足させることになった。お金を持たないとされる学生を狙った強盗や恐喝がキャンパス周辺で急増していることから、熊本北署や町内会と現場を歩くなど連携し、被害者ゼロを目指す。自警組織は、米国ニューヨークで生まれたガーディアン・エンジェルスが有名で、来春には九州初の支部が福岡市に誕生するが、学生による「自警サークル」は全国でも例がないという。
防犯サークルをつくるのは、法学部四年の平井丈士さんらゼミ仲間の5人。サークル名は未定だが、大学の協力を得て照度計測器で周辺の夜間の明るさを調べ、危険な場所に街灯を設置するよう提言する。10月中には全学生(約7,900人)に被害歴などを聞くアンケートを実施したり、犯罪発生場所や時間を描いた地図も作るという。
大半の学部が集中する同大黒髪(くろかみ)キャンパス(約30万平方メートル)は熊本市中心部から北約3キロ。周辺の路上は夜になると人影もまばらで、3月に男子学生が2人組に後頭部を殴られ現金を奪われたほか、5月には男数人による3件の連続強盗事件に学生が巻き込まれた事件が起きた。
熊本県警によると、昨年の刑法犯数をその5年前と比べた場合、黒髪地区は573件で1.5倍増。私立大がある他の2地域も1.5倍増と県内全域の1.3倍増を上回っており、キャンパス周辺が狙われていることがうかがえる。
福岡市早良区の西南学院大でもここ数年、自転車で帰宅する学生を狙ったひったくり事件が頻発。今年4月以降も3件の被害が学生課に届けられており、注意を呼びかけている。同市東区の九州大は数年前に帰宅中の学生が恐喝に遭う事件が相次ぎ、警備を強化。夜間は警備員がキャンパス内を巡回しているという。


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