千葉市若葉区の墓地駐車場で同区千城台東の飲食店アルバイト、石橋裕子さん(16)が焼死体で見つかった事件で、千葉東署の捜査本部は6日未明、石橋さんと戸籍上の夫になっている同区千城台西2の運転手、石橋広宣容疑者(22)と、高校3年の男子生徒(18)を含む同区内の少年4人(16、17歳)の計5人を死体損壊容疑で逮捕したが、逮捕の決め手になったのは、やはり監視カメラだった。 |
広宣容疑者らは1日未明、同区貝塚町の駐車場で裕子さんの遺体にライター用オイル缶十数本分をかけて、火をつけた疑い。少年4人は殺害についても認めている。広宣容疑者は火をつけたことは認めているが、殺害は否認している。 |
当初、広宣容疑者は調べに対し、事件当日、裕子さんをアルバイト先の飲食店付近に車で迎えに行き、同乗した店関係者の女性を送った後、裕子3時20分頃に(裕子さんと)電話で話してからは家で寝ていた」と供述していた。広宣容疑者は、この時の裕子さんの様子について「トラブルを抱え、おびえているようだった」と話したが、同乗の女性はこれを否定した。 |
しかし、その後の捜査で、広宣容疑者らが同日午前4時頃、市内のスーパーでライター用オイル缶を購入している姿が監視カメラの防犯ビデオに映っているのが分かった。捜査本部が供述の矛盾を追及したところ、遺体に火をつけたことを認めたため逮捕したもの。 |
長崎市で起きた4歳児を駐車場から投捨て殺害した事件でも監視カメラに容疑者が写っていたことが逮捕につながったが、治安が悪化している現在、監視カメラの役割がますます重要となるといえる |