福田首相は1日、政権発足後初の内閣改造と自民党役員人事を断行した。党役員人事では幹事長に麻生太郎前幹事長、政調会長に保利耕輔元文相、総務会長に笹川尭衆院議院運営委員長が就任。古賀誠選挙対策委員長、大島理森国会対策委員長は留任。
|
閣僚人事では、財務相に伊吹文明・自民党前幹事長、経済財政相に与謝野馨・前官房長官、国土交通相に谷垣禎一・自民党前政調会長、経済産業相に二階俊博・自民党前総務会長を起用。消費者行政推進担当相に野田聖子・元郵政相、少子化・拉致問題担当相に中山恭子自民党参院議員、防衛相には林芳正・自民党参院議員をあてた。
|
内閣の要である町村信孝官房長官、社会保障問題を担当する舛添要一厚生労働相、高村正彦外相、増田寛也総務相らは留任。公明党からは斉藤鉄夫政調会長が環境相として初入閣した。
|
内閣改造を受けた認証式は2日に行われる。天皇陛下による閣僚の任免の認証(憲法第7条)がなければ、新旧閣僚の交代は成立しない。改造前の閣僚は1日に辞表を提出したが、認証式まではその地位にとどまる。それまでに重要な案件が生じた場合は旧閣僚が対応することになる。
|
福田改造内閣の顔ぶれは次の通り。(敬称略) ○総務 増田寛也(留任) ○法務 保岡興治 ○外務 高村正彦(留任) ○財務 伊吹文明 ○文部科学 鈴木恒夫(初入閣) ○厚生労働 舛添要一(留任) ○農水 太田誠一 ○経済産業 二階俊博 ○国土交通 谷垣禎一 ○環境 斉藤鉄夫(初入閣) ○防衛 林芳正(初入閣) ○官房 町村信孝(留任) ○国家公安委員長・沖縄北方・防災 林幹雄(初入閣) ○消費者 野田聖子 ○金融・行政改革 茂木敏充 ○経済財政 与謝野馨 ○少子化・拉致問題 中山恭子(初入閣)
|