福井県坂井市坂井町にある北陸4県をはじめ鳥取、岐阜、福島で大型ショッピングセンター「PLANT」とジョイフルストア「みった」を展開する運営会社「PLANT」は、万引きを抑止しようと岐阜県瑞穂市牛牧の大型ディスカウントストア「ＰＬＡＮＴ-6瑞穂店」を手始めに従業員と警備員が万引き犯に対して費やした時間を人件費に換算して万引き犯に直接請求する対策を始めた。21日からは全20店舗でも始めた。
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従来から請求していた商品代金に上乗せし、犯人の検挙や警察への引き渡し、警察に提出する書類作成や現場の立ち会いなどにかかった時間に相当する人件費を請求する。未成年者の場合は保護者に請求する。
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店側では万引き1件の処理に何時間も要するため通常業務に支障が出たり、勤務時間が延びるなどの影響もあり、万引き抑止へ同様の取り組みをしている名古屋市の書店で効果が上がっているという例もあるとしている。
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「ＰＬＡＮＴ-6瑞穂店」は05年6月にオープン。全20店舗の中でも最大規模で、万引き被害は年間推定数千万円規模にのぼるという。同店は店内に張り紙をして対策の周知を始めた。27日までに約2万8,000円相当の万引き1件が検挙され、人件費として1万9,000円を請求した。
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