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 下関通り魔事件で死刑確定へ、最高裁 最高裁第2小法廷の今井功裁判長は11日、99年に山口県下関市のJR下関駅で15人を無差別に殺傷したとして殺人などの罪に問われ1、2審で死刑とされた運送業の被告の男(44)の上告審判決で、「残虐、非情で動機に酌量の余地はない」と述べ、被告側の上告を棄却した。死刑が確定する。 弁護側は、被告は当時、妄想に支配されており、心神喪失状態だったと主張していたが、同小法廷は完全責任能力を認めた。