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刑法犯は6年連続減だが殺人、振り込めは増 ~今年上半期の犯罪統計、警察庁~ |
警察庁は10日、今年上半期(1~6月)の刑法犯認知件数が前年同期比5.0%減の87万9,208件で、6年連続で減少したと発表した。検挙率は31.6%(前年同期比0.3ポイント増)。殺人・殺人未遂事件の認知件数は649件で、前年同期比で10.8%増加した。全体の約75%を占める窃盗犯は4.6%減の65万7,230件で、上半期の統計を取り始めた89年以降の20年間では最少となった。
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罪種別では、凶悪犯4,200件(前年比8.8%減)、粗暴犯3万3,821件(同4.6%減)、窃盗犯65万7,230件(同4.6%減)などが減少した。特に街頭犯罪の大半と侵入犯罪のすべてが減少しており、同庁は「警察や自治体、住民が03年から力を入れてきた抑止対策が奏功している」と分析している。(知能犯は3万8,709件(同6.9%増)と増加した。このうち詐欺は3万4,314件(同5.1%増)で振り込め詐欺の増加が目立った。
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