松下電器産業は26日、同日開催の「第101回定時株主総会」で第1号議案として付議していた「パナソニック」への社名変更が承認されたと発表した。これにより今年10月1日に社名を変更する。
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グループ会社のうち「松下」「ナショナル」を冠する企業の社名変更についても、同様に各社の株主総会で承認され、同日付で「パナソニック」を冠する社名に変更する。
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また、国内の「パナソニック」へのブランド統一については、10月1日以降に予定していた「National(ナショナル)」からの切り替えを前倒しでスタートし、09年度中をめどに完了するとしている。
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同社は、1918年に松下電気器具製作所として設立・創業して以来、松下電器製作所を経て、株式会社組織となった1935年から現在の松下電器産業を社名とし、「National(ナショナル)」、「Panasonic(パナソニック)」などのブランドを掲げて事業を展開してきた。2003年には「Panasonic」をグローバルブランドと位置づけ、「Panasonic ideas for life」をブランドスローガンに掲げた。
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創業90周年の節目である本年、社名の変更とブランドの統一を実施することにより、これまで「松下」「National(ナショナル)」「Panasonic(パナソニック)」の3つに分散して蓄積してきたグループの活動成果を、今後は「Panasonic(パナソニック)」というひとつの名のもとに結実させる。
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同社では、今回の社名変更・ブランド統一を契機として、従来にもまして全世界でグループ一丸となって経営理念の実践に取り組み、ブランド価値を高めグローバルエクセレンスへの飛躍を目指すとしている。
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