警察庁は27日、重要未解決事件の検挙に結び付く有力情報に公費で懸賞金を支払う対象として、千葉県市川市の英国女性殺害・死体遺棄事件など5事件を指定し、同日付の官報に広告を掲載した。5事件のうち3事件は新規だが、千葉など他の2事件は「情報提供が減らず、関心が高い」として指定を継続した。昨年5月の制度開始以来、継続は初めて。
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懸賞広告はこれまで23事件が対象となったが、支払われた情報はない。昨年5月に広告された5事件は既に1年間の有効期間が過ぎており、27日時点で有効なのは計21事件となる。
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懸賞広告は7回目。今回は新たに、北海道函館市で06年12月、タクシーのトランクから運転手の八木橋朋弘さ(当時42)の他殺体が見つかった強盗殺人▽岩手県一関市の民家で06年7月、及川正雄さん(同59)が殺害された強盗殺人▽愛知県豊川市のゴルフ場で07年5月、警備員の佐々木健さん(同60)＝が殺害された強盗殺人の3事件が対象となった。
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