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高級料亭「船場吉兆」(大阪市中央区)の湯木佐知子社長は28日、産地偽装などが相次いで発覚し経営再建中だった「船場吉兆」を廃業すると発表した。大阪府警の強制捜査を受けて一時休止していた本店と博多店(福岡市)の料亭の営業を今年1月から順次再開していたが、客の食べ残した料理を使い回していたことが今月初めに発覚し客離れがさらに進んでいた。
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湯木社長は会見で、一連の不祥事について謝罪し、「もはやこのような状況のもとで吉兆というノレンを用いて営業することは、社会的にも許されないものと考え、本日、この名称は自主的に返上することにしました」と頭を下げた。使い回しの発覚後、客の予約状況が半分から3分の1まで減ったことを明らかにした。代理人弁護士によると、本店での使い回しは14年前から続いていたという。
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