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横浜中華街(横浜市中区山下町)には年間1,800万人が訪れるが、犯罪を防ぎ街のイメージを守ろうと監視カメラ設置の計画が進んでいる。早ければ来年度から運用する。業界関係者は「犯罪が起きてからでは遅い。地震や火災の災害時なども、被害状況をいち早く確認するのに役立つ」としている。 |
設置するのは飲食業者らで作る横浜中華街発展会協同組合(林兼正理事長)。現在進められている段差解消の歩道改良工事に合わせ、来年2月までに街路灯への配線を行い、10台ほどのカメラをメーンストリートの大通り(約300メートル)に備える予定である。 |
中華街は他の繁華街に比べ、比較的安全とされている。しかし、加賀町署によると、中区山下町全体では昨年、車上狙いやひったくりなどの窃盗を中心に369件の犯罪が発生し、ここ10年でほぼ倍増している。繁華街への監視カメラ設置は、犯罪に強い街づくりの観点から、東京・歌舞伎町や横浜市・伊勢佐木町などでも行われている。 |
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