神奈川県川崎市は11日、06年9月に女性刺殺事件が起きた宮前区梶ケ谷のトンネル内に監視カメラを設置する方針を明らかにした。今月末までに計4台を設置する。市議会予算審査特別委員会で自民の浅野文直議員(宮前区)の質問に市側が答えた。
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市地域生活課によると、設置するのはトンネル(全長190メートル)の両方の出入り口からそれぞれ約70メートルの左右の壁で、高さ約2.5メートルの位置に1台ずつ設置してトンネルへの出入りが把握できるようにする。24時間自動録画で、2週間分を保存する。費用は約100万円で事件の犯人が逮捕されれば撤去する予定。
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トンネルでは06年9月に近くに住むアルバイトの女性(当時27歳)が刺殺される事件が起き未解決のままとなっている。昨年8月には地元の中学生らがトンネル内に海の絵を描き明るい雰囲気にした。地域住民から監視カメラ設置の要望が寄せられ、市は管理するJR貨物や宮前署などと協議していた。
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