奈良県警は10月1日から、ホームページ(http://www.police.pref.nara.jp)に地域ごとのひったくりなどの犯罪発生状況が一目で分かるように色分けして表す犯罪発生マップの掲載を始めた。防犯対策なども紹介する。GIS(地理情報システム)を用いて精密に表しており、警視庁、京都府警に次ぐもの。住民の身近で起こる、ひったくり、車上狙い、侵入窃盗が対象である。 |
6~8月の犯罪発生データを基に、GISを使って1平方キロ当たりの発生件数を白から赤まで8段階に色分けしている。1ヶ月ごとのデータ更新を目指すという。発生時間帯などの分析のほか、歩道側の手で荷物を持つ(ひったくり)、車内に物を置かない(車上狙い)などの対策も例示する。 |
当面は市と町に限っているが、残る17村も順次加え、県全域をカバーしたい考えである。掲載対象の犯罪も増やす方針である。生活安全企画課では、「犯罪の発生状況を県民に知ってもらうとともに、具体的な対策を示すことで、防犯意識向上と対策の促進が図れれば」としている。 |