警察庁は、1日付けの官報に04年に発生した未解決の殺人事件3件について解決に結びつく情報の提供者に公費で懸賞金を出す懸賞広告を掲載した。懸賞金の期間は1年間で上限は300万円。
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3件は▽1月に茨城県美浦村の清明川で茨城大農学部2年の女性(当時21)が首や胸を刺されて死亡した事件、▽2月に佐賀県鳥栖市飯田町の市道側溝に脱輪した軽乗用車内から会社員の男性(同24歳)が鈍器で頭を殴られ死亡した事件、▽10月に広島県廿日市市の県立廿日市高校2年の女性(同17)が祖母(同72)方で若い男に首などを刺されて死亡。祖母も重傷を負った事件の3件。
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公費懸賞金制度は昨年5月1日に始まり、今回が6度目の指定。対象事件は計23事件になった。同庁や各警察本部のホームページに公費の懸賞広告を載せ、各県警本部で情報を受け付ける。3事件とも遺族などが期間を定めて懸賞金による協力呼びかけをすでに行っており、その期間が終われば公費による懸賞金支払いに移行する。
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これまでに懸賞金の対象に指定した20事件は、いずれも容疑者逮捕には至っていない
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