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政府は31日朝、中国製冷凍ギョーザを食べた人が中毒症状を訴えた問題を受け、首相官邸で緊急関係閣僚会議を開いた。「被害の拡大を防止することが最重要」との認識で一致し、国民への情報提供と原因究明、再発防止の3点を徹底する方針を確認した。
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町村官房長官は「情報伝達にタイムラグがあった」として、千葉市内の親子が昨年12月末に中毒症状を訴えてから行政当局が対応を取るまで1ヶ月間もかかった点を問題視し、各機関の対応を総点検したうえで、再発防止策を検討する方針を強調した。
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会合では内閣府、警察庁、厚生労働省、農林水産省が各地の保健所や消費生活センター、業界団体と連携して、対象商品や製造業者名に関する情報を国民に積極提供する方針を確認した。農薬が混入した経路など原因を明らかにするため、中国政府に協力を要請することも決めた。
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