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警察庁は9日、昨年1年間の刑法犯認知件数を発表した。それによると、認知件数は190万8,990件(前年同期比6.9%減)で5年連続で減少し、97年以来10年ぶりに200万件を下回った。検挙率は31.7%(同0.5ポイント増)だった。殺人、強盗など重要犯罪の検挙率は0.8ポイント上昇して60.2%となり7年ぶりに60%台を回復した。
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罪種別では▽凶悪犯9,052件(同10.6%減)、▽知能犯7万6,004件(同9.8%減)、▽窃盗犯143万55件(同6.8%減)でいずれも減少した。中でも住宅への侵入盗10万3,494件(同13.8%減)、▽放火1,519件(同13.6%減)、▽ひったくり2万3,687件(同11.7%減)の減少が目立っている。
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同庁は、警察による街頭犯罪防止の取り組みや民間ボランティアの活動が広がったことなどが刑法犯減少につながったとみている。
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