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今年の犯罪件数200万件下回る見込み
~高齢者の犯罪は増加、万引きも~


警察庁が13日までにまとめたところによると、全国の警察が今年1~11月に認知した刑法犯件数は前年同期比7.0%減の176万1,993件で5年連続で減少、年間では10年ぶりに200万件を下回る見通しになった。検挙率は32.2%で前年同期比0.7ポイント増。しかし、長崎市長射殺事件(4月)など拳銃使用の殺人事件が26件と同10件も増えるなど市民生活に不安を与える事件は増えており、同庁は「国民が治安の回復を実感するには至っていない」とみている。

逮捕や書類送検などになった刑法犯は33万8,608人(前年同期比4.3%減)。年代別では65歳以上の高齢者が同4.5%増の4万4,928人で、高齢者の犯罪の増加が目立っている。65歳以上の刑法犯の罪種別では暴行1,705人(同27.2増)、傷害1,038人(同3.7%増)、万引き2万3,868人(同3.4%増)など。万引きは高齢者の犯罪の5割以上を占めた。

一方、殺人、強盗、放火などの重要犯罪の認知件数は1万5,760件で前年同期比8.7%減少したが、検挙率は61.0%だった。刑法犯減少について同庁の吉村長官は「全国警察の街頭犯罪抑止策や民間防犯ボランティアの取り組みが大きく寄与している」と話した。



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