大阪・ミナミのアメリカ村で巡回中の警備員に連絡する緊急通報ボタンが自動販売機や街路灯など約30ヶ所に設置され運用が始まった。犯罪に巻き込まれたり、体調を崩した時に押すと、数分で警備員が駆け付ける。携帯できる小型無線端末も貸し出す。
|
このシステムを開発したのは、大阪市中央区のセキュリティ機器開発会社「NSJ」。ボタンを押すと、通報現場などの情報が無線で本部に入る。巡回している警備員にも瞬時に連絡が行く。24時間対応である。目印は「HELP」と書いた黄色い看板。
|
アメ村では近年、落書きやキャッチセールスなどが横行し、修学旅行生など観光客が減ったという。悪評を一掃しようと同協同組合、久左衛門商店街事業協同組合、アメリカ村の会が設置を決めた。
|
小型無線端末はマッチ箱程度の大きさで、重量は約20グラム。約2,000個用意され、地元住民には1ヶ月315円で、修学旅行生には無料貸与する。既に青森県の高校から申し込みがあったという。問い合わせはNSJ(06-6944-4550)。
|