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新たに「群馬3人殺害」など3事件に公費懸賞金、警察庁


警察庁は1日付で、殺人など重要未解決事件に公費で懸賞金を支払う対象事件として、05年に東京都三鷹市で起きた居酒屋副店長殺害事件など容疑者が指名手配されている3事件を新たに指定した。公費懸賞金制度は今年5月1日に始まり、今回が6月に次いで4度目の指定。対象事件は計17事件になった。同庁や各警察本部のホームページに公費の懸賞広告を掲載し、各警察本部で情報を受け付ける。容疑者が特定されている事件の懸賞金の上限は100万円で、特定されていない事件は300万円。懸賞期間は1日から1年間。

これまでに懸賞金の対象に指定した14事件は、いずれも容疑者検挙には至っていない。しかし、懸賞制度実施前に比べ警察に寄せられる不審者や逃走車両に関する情報などは増加しており、実施前の約3倍の情報が寄せられた事件もある。同庁は「制度実施で提供情報は増えており、一定の効果は上がっている」と評価している。

また、同庁は11月を指名手配容疑者捜査強化月間に指定。全国の警察本部が指名手配容疑者1,933人(10月16日現在)の発見、検挙に全力を挙げる。このうち特に凶悪で再犯の恐れもある579人を捜査重点容疑者に指定した。この中には95年のオウム真理教事件の公証役場事務長逮捕監禁致死事件の平田信(42)、地下鉄サリン事件の高橋克也(49)、菊地直子(35)の3容疑者も含まれる。

1日付けで公費による懸賞金対象となった事件は次のとおり。(1)05年11月、東京都三鷹市のアパートで居酒屋副店長永野和男さん(当時53歳)を刺殺したとして、住所、職業不詳、上地恵栄容疑者(51)を殺人容疑で指名手配(警視庁)

(2)99年10月、名古屋市南区のパチンコ店で不正を行い逃走中に追いかけてきた店員、秦博文さん(当時28歳)を刺殺したとして中国籍の住所、職業不詳、林紹葳容疑者(26)を強盗殺人容疑で指名手配(愛知県警)

(3)98年1月、群馬県高崎市三ツ寺町の電気工事業、石井武夫さん(当時48歳)方に押し入り、石井さんと妻の千津子さん(同)と母のトメさん(同85)歳)を殺害したとして前橋市の元トラック運転手、小暮洋史容疑者(38)を殺人容疑で指名手配(群馬県警)



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